・葬列を組んでお墓まで見送る「野辺送り」(タビ) FAX:098-901-4720.   沖縄の納骨式は独自の風習がいくつかありますが、施主となれば自分の理解が正しいか、少し不安になりますよね。そこで今回は、風習が分からないまま施主になっても慌てない、基本の流れと基礎知識を …   ・「相の合った人」がお墓を開ける, 〒901-1111 沖縄県島尻郡南風原町字兼城123番地 ・ お酒 ・ ウチャトゥ(お茶), 重箱料理はおかず7品から9品の重箱と、おもち9個から15個のもの、それぞれひと箱ずつ用意する「カタシー」で大丈夫です。あの世のお金「ウチカビ」と、沖縄の納骨式では線香も「ヒラウコー」で拝みます。, ■ 例えば沖縄のある地域では、故人の干支からの数えで判断し、交互に「フミ」と「ハナシ」とに分けられる風習があります。「フミ」はこの世に近く、「ハナシ」はあの世に連れて行かれやすい、とされるのです。, ・ そのためこの地域では「ハナシ」がお墓を開けることは避けられます。つまり、「フミ」の干支に産まれた人がお墓を開けるのです。, とは言え「お墓を開ける」と言っても、実際にはカロートは重いので、石材店の業者が開けるもの…。儀式としてカロートをたたいたり、墓地の草をむしるなどをする役割です。, いかがでしたでしょうか、ここまでお伝えしましたが、本記事ではまだ沖縄の納骨式の始まりである、ヒジャイガミへの祈願までしか書かれていません。そのことからも分かるように、沖縄ではお墓事がとても大切なものとされているのです。, …とは言え、沖縄の納骨式に限らず、日本では仏教の教えを基本として、広い地域や人々の心のなかで、お墓やご先祖様を大切にしています。他の地域の風習が身に付いている時、新しい風習は複雑で難しくも感じますが、その基本の心は同じ。, もしも沖縄のお墓事に慣れていないのであれば、ご先祖様や神様を敬う気持ちを大切に、その行事の時々で分からないことは、素直に聞くことで、問題なく解決することも多いはず。, 気負わず素直に、沖縄の納骨式を乗り越え、ひとつひとつの法事をこなしていきましょう。, ・納骨式まで遺骨は自宅で供養する事例が多い ・ヒジャイガミ様へは納骨式の前に祈願する ・沖縄では「相が合う人」がお墓を開ける儀式を行う 心の整理がつくまで、もしくはお墓を建てる費用が用意できるまで…、自宅に故人の遺骨を置いて供養したいと言う場合には、自宅に祭壇を設けて遺骨を祀る「手元供養」の方法もありますので、こちらで検討をしてみてください。   経験豊富なスタッフがていねいにサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。 (※2)カビバーチ … 本来はウチカビ(=カビ)を焚くための鉢(=バーチ)で、金属ボウルの中に網がある形状が多いです。ホームセンターなどで販売しているカビバーチでは、火箸も付いていて、地方によっては「カニバーキ」などとも言いますが、どちらも同じです。, ・ 沖縄のお墓事に欠かせない重箱料理   ・納骨の前にヒジャイガミにお供えをして拝む けれども十六日(ジュールクニチー)や七夕(タナバタ)、今回のような納骨式などでは、火を付けて拝むことも多いです。 沖縄のお墓の種類は? 沖縄で納骨する場合の流れは? 沖縄県民以外でも沖縄にお墓を建てられる? 沖縄のお墓が大きいといわれる理由は一体何なのでしょうか?今回は、沖縄のお墓の基礎知識やルール、流れや種類について詳しくご紹介いたします。 FAX:098-901-4720. 沖縄の納骨式は、他のお墓行事やお墓の形からも分かるように、独自の風習がいくつかあります。初めての沖縄の納骨式で、しかも施主や遺族のひとりとなれば、何が何だか分からずに、ただただ戸惑うことにもならないか、少し不安になりますよね。, けれども沖縄の納骨式とは言え、独自の風習がありながらも、僧侶へ読経をお願いしたり、焼香をするなどの基本的な法要の流れは一緒。それに付随する「沖縄の納骨式ならではの」違いを理解するだけなので、実はそんなに難しいことはないのです。, 沖縄の納骨式とは言え、特に施主と言う大きな役割を担っていれば、事前に流れや違いをしっかりと理解したいですよね。そこで今回は、沖縄の納骨式の風習が分からないまま施主になっても慌てない、流れと基礎知識をお伝えします。, 沖縄の納骨式では、全国的にも他の地域と大きく違う風習がいくつかあります。その最も大きな違いと言えば、ヒジャイガミへの祈願と、野辺送り。ただし野辺送りは風葬から火葬へと変わったことで、沖縄でもほとんど見られなくなりました。, ・ 沖縄では納骨式に限らず、お墓事をする前には、お墓にいらっしゃる守護神「ヒジャイガミ(左神)」様へ拝まなければなりません。(祈願)。沖縄の納骨式の前には、向かって右(お墓の左)にいるヒジャイガミ様へお供えものをして拝みます。, ・ 沖縄の納骨で見られた野辺送り(のべおくり)=タビとは、お墓に故人の遺体を運ぶ時に見られた、葬列のこと。潮の引き際と共に故人の魂もあの世へ行く、とされており、引き潮の時間帯に行われました。, とは言え沖縄の納骨式でも、今では野辺送りもほとんど見られなくなったこともあり、ヒジャイガミへの祈願以外は、全国的なものと流れはさほど変わりません。, ひとつ違うのは、他地域では法要後の会食は移動しますが、沖縄の納骨式では、お墓の前でお供え物をいただくことが多い点でしょうか。ただしこれは沖縄のあらゆるお墓事では、一般的な光景です。, …これが沖縄の納骨式の一般的な流れ。ちなみに、最後のお供え物を食べることを「ウサンデー」と言います。, 沖縄での納骨式での大きな違い、ヒジャイガミ様への祈願ですが、難しいことはありません。お墓事の定番である重箱料理も供えますが、手作りの他、最近では仕出し料理店で用意をしてくれるところもあります。, ■ 真ん中のご先祖様や故人へ拝む前に、左側(向かって右側)にいるヒジャイガミ様へお供え物をして拝めば良いのです。, ・ お供え物は地域によってバラつきはありますが、沖縄では基本的なお供え物、重箱料理とウチカビや線香、お水やお酒、お茶(ウチャトゥ)を並べれば大丈夫。, ここも少し沖縄の納骨式独特のもの。お墓の扉を開ける儀式がありますが、その「開ける人」が、故人と「相の合った人」でなければならないのです。, ■ 実は地域によって「相の合った人」の判断がさまざま。故人の干支から数える方法で「相」が合うかどうかを判断しますが、数え方は全く違うので、周囲に確認しておくと安心です。, ただしこれはあくまでも儀式。雑草をむしるなどの「動作」をして、実際には石材業者などの他の人が、扉(カロート)を開けるパターンがほとんどです。, 沖縄の納骨では「お墓を開ける」儀式を終えたら、遺骨をお墓に安置しますが、沖縄の大きなお墓の中には、新しい遺骨を置く場所も定められているのも特徴的。, ■ お墓の中は三段になっていることが多く、一番上が上位(上座)、一番下が下位(下座)と言う位置づけになっています。この順番で上位に古い遺骨、下位に新しい遺骨が入るのです。つまり、新しい遺骨は「新人」と言うこと。, ・ 一段のなかでは右が上位で左が下位なので、新しい遺骨は一番下の、一番左に置くことになります。, 遺骨をお墓に安置するとひと安心しがちですが、お墓から出る時にも、沖縄の納骨作法があるのです。これは「ご先祖様にお尻を向けちゃいけない。」と考えれば、おのずと分かること…。, ■ 沖縄では納骨後、お墓を出るまで「後ずさり」をして外へ出ます。この時、沖縄のお守りである「サン」を左右に振って払いながら出るのが基本の儀式。お墓から出たら焼香をして、一連の納骨の儀式は終了です。, 沖縄の納骨式ではお墓の前にテーブルを置き(メージク)、その上に位牌を立てます。沖縄のお墓は家のような造りですので、扉(カロート)を閉じた後にお供えをして、読経へ移るのです。, ■ 僧侶に読経をお願いする際のお供えは、果物にお茶(ウチャトゥ)の他、供え花やお酒、そして線香。全国的な他の地域と同じく、僧侶の読経のなかで参列者が次々に焼香を進めていきます。, いかがでしたでしょうか、沖縄の納骨式は独特のものであるため、初めてであれば戸惑うこともありますが、基本的な流れは全国的なものとほぼ変わりはありません。基本の流れを押えながら、沖縄の納骨式ならではの意味合いを理解すれば、進められるはず。, 特にお供え物の準備は沖縄独特ですが、お供え物の準備こそ、事前に冷静に進められる事柄のひとつ。親族や家族がいるのなら、お供え物の知識や作り方も教わりながら、一緒に準備ができるのではないでしょうか。, 基本的には正方形にキレイに並べられた、豚肉やかまぼこなどの「おかず」重と、もちが9個~15個並べられた「おもち」重。納骨式では一対がほとんどですが、法要によって二対の4重を用意することも多いです。, ・沖縄独特の風習は、ヒジャイガミ様と野辺送り ・ヒジャイガミ様への祈願は、お供え物と拝み ・ ウチカビと線香 → ヒジャイガミ様への拝みでは、七夕(タナバタ)や清明祭(シーミー)など、その時々の御願の規模によって違いがありますが、小さな御願であれば、半紙を四つに千切ってさらに二つ折りにした「シルカビ」の上にヒジュルウコー(※)を拝し、拝む方法です。, 沖縄で納骨やお墓参りをする際には、真ん中(故人やご先祖様)へ向かって手を合わせる前に、必ず向かって右側にいる左神(ヒジャイガミ)へ手を合わせてください。 遠い沖縄のお墓、両親や親族は引き継ぐことを望んでいるものの、故郷へ帰る予定もなく、「どうしようか…」と途方に暮れる方も増えてきましたよね。そこで今回は、遠い沖縄のお墓継承の体験談や情報をお伝えします。, 通夜の服装マナーは近年、霊安室の性能が良くなり、数日後の通夜も増え、現代に合わせて変化してきたため、戸惑う方が多いですよね。そこで今日は、現代事情も考慮に入れた通夜服装マナーのポイントをお伝えします。, 沖縄の法事は全国的なものとは違う、独特な慣わしも多いですよね。特によく表れているのがお供え物ではないでしょうか。そこで今回は、沖縄の法事での昔ながらの慣わしを、その意味合いと心得とともにお伝えします。, キリスト教の葬儀は今、日本ではあまり多くありませんが、最近増えつつある形式です。相手を敬うためにも、葬儀の意思に添った作法で列席したいですよね。そこで今回は、キリスト教と仏式の葬儀の違いを解説します。, 沖縄での終活でも、相続トラブルを未然に防ぐ対策は、大きな柱ですよね。家族はもちろん、自分自身でも納得できる財産分与を、自ら決められると安心。そこで今回は相続関連の対策と、注意したい事柄をお伝えします。, 沖縄のヤマドゥミ・ウミドゥミは物忌み行事、今ではすっかり見ませんが、八重山諸島などでは行われています。そこで今回は、ヤマドゥミ・ウミドゥミをお伝えします。.   仰る通り、その年の干支と亡くなった方と同じ干支の人は駄目でお墓にも入っちゃいけないようでした。 墓にノックして、開けてもらい、サンで入り口を叩きながら入り、納骨したら、サンで同じように叩きながら、後ろ向きで出てきます。 ・ヒジャイガミはお墓の左側にいる、お墓の守護神 ただし、故人を慕うからと家の庭に埋葬することは、法的に禁じられており「遺体遺棄罪」にも成りかねません。 (※)ヒジュルウコーは沖縄言葉で「ヒジュル(冷たい)」「ウコー(線香)」で「冷たい線香…」、つまり、火を付けていない平線香(沖縄の線香で日本線香6本がくっ付いているような、板状のお線香)です。   ちなみに「シルカビ」は、「ウチカビ」がご先祖様へ届けるあの世のお金(おこずかい)であるのに対して、神様へのお金「税金」と言われています。 沖縄は独特の文化を持ち伝統を重んじ、葬儀のしきたりについても沖縄独自のマナーを持っています。葬儀に込められた意味やマナー、沖縄の伝統文化を理解して参列し、誠意あるお見送りをするために沖縄独特の葬儀の基礎知識、葬儀マナーについて解説していきます。, 沖縄は先祖崇拝や自然崇拝が主な独特のアミニズム文化が浸透し、本州の葬儀と異なる部分も多く参列すると周囲との動作の違いに戸惑うことも多々あります。「何も知らないまま参列して困った」という声もあり、参列するなら誠意のある弔いをしたいものですね。故人の成仏をお祈りし、真心あるお見送りができるよう、沖縄の葬儀マナーを理解することが大切です。今回「終活ねっと」では、沖縄の葬儀について以下のことを解説していきます。, 一通り目を通していただくと沖縄の葬儀に参列する際に役立てていただけると思います。本州と沖縄の葬儀の違いに戸惑うことなく故人をお見送りできるよう、ぜひ最後までご覧いただきご参考にしてください。, 「終活ねっとのお葬式」では、状況やご要望に合わせて選べる豊富なセットプランをご用意しております。葬儀・お葬式についてわからないことがある方は、お気軽にご相談ください。, 葬儀にかかる費用についてわからないことがある方は、「葬儀費用の相場はいくら?内訳や料金を安くする方法、注意点まで解説」をご覧ください。, また、「終活ねっと」は全国各地の斎場と提携しているため、お近くの斎場で葬儀を執り行うことが可能です。葬儀/家族葬の事前相談・資料請求も受け付けております。状況やご要望に合わせて選べるお葬式のセットプランをご用意しておりますので、ぜひ一度ご覧ください。, 沖縄の葬儀には、現代にはあまりみられない風葬という形式が主流だったことはご存知でしょうか。風葬とは、故人のご遺体を直接的に自然の中に置いて風化させる葬法です。沖縄のお墓が大きいことは有名ですが、ご遺体の周りに石を積み上げて風葬を行っていたことから家のような大きいお墓になったといわれています。風葬を行ったあと、故人の親族女性が骨を洗う「洗骨」を行い「ジーシガーミ」という骨壺に納められ、夫婦は死後に同じジーシガーミに納められていました。洗骨は女性蔑視や衛生面から少なくなり、現代ではほとんど見られなくなりました。他にも沖縄の葬儀で特徴的だったものは引き潮に合わせて行われる「野辺送り」という儀式です。葬儀場からお墓までの「グソー道」(葬送の道)を遺族や知人が棺とともに歩く儀式で、この道を歩くことで故人が自身の死を受け入れて引き潮とともにあの世へ行くことができるとされています。野辺送りでは、お酒を供え故人が暮らし慣れ親しんだ村を通り名残を残さないようにする「シマミシー」が行われます。グソー道は神様へ続く道とされ、野辺送りを見かけた場合は静かに見守り、横切るなど通行を妨げてはいけません。これらの風習は今ではあまり見られませんが、地域によってはまだまだ名残ある風習があります。風習だけでなく葬儀にも独特な習慣があり、意味や由来を理解することでより良いお見送りができるでしょう。, 訃報広告といえば、大手企業の社長や著名人が掲載されているイメージですが、沖縄の新聞には一般人も含めて訃報広告である「荼毘広告」が毎日掲載されています。名前・年齢・屋号・亡くなった時間・告別式の場所・日時・住所・喪主・親族名がかかれています。沖縄では新聞で亡くなった方を知り、葬儀に参列するかどうかを判断されています。, 本州では葬儀を菩提寺に依頼することが多いですが、沖縄では檀家制度や菩提寺という概念がありません。読経を希望する場合は、近所のお寺に依頼するか葬儀社が手配をすることになります。, 沖縄では本州と死生観が大きく異なり、死は「穢れ」「不浄なもの」であるという考え方に基づいて「シニフジョー」(死に不浄)という言葉があります。妊婦とその夫や故人と同じ干支や故人と同年の人、家や墓を建設中の人は不浄に負けやすい人(サーマキスン)とされて参列しない方が良いとされています。体調が悪く体が弱っている人や体にできものがある人も参列を控えるケースもみられます。葬儀ではご遺体に悪霊が近寄ってこないよう「ムヌウーイ」という悪魔祓いの儀式が行われます。ムヌウーイは出棺後に行われ、輪になるように結んだススキの葉の結び目に桑の葉をさした「サン」とよばれるもの、塩水、箒が用いられます。ムヌウーイは故人に対して行うのではなく、故人の魂を尊いものと思っているからこその儀式で、亡くなった方に悪いものが憑かないために、祈り言葉であるグイスを唱えながら行います。本州の葬儀においても帰宅時に玄関先で塩をかけますが、沖縄では玄関先にボウルに入れた水で手を洗い、塩をかけサンで肩を叩き帰宅時にお祓いをします。, 沖縄にも本州と同様に枕飾りが存在しますが、その内容は大きく異なります。本州では枕飾りに殺生をイメージさせるものはご法度ですが、沖縄では仏教と相反する豚の三枚肉を茹でたものをお供えとし、葬儀だけでなく法事のお供え物としても必要とされています。豚の三枚肉はただ茹でただけのもので味付けはせず、7枚ずつ2皿に盛れるように切り分けます。そのほかには、水とウチャトゥ(お茶)、塩やご飯やすまし汁、「ダーグ」と呼ばれる白い団子などが準備されます。ただし地域によって準備するものが異なりますので葬儀社や年配者の意見に耳を傾けた方が賢明でしょう。, 沖縄のゆいまーる精神では相互扶助を大切にし、現代でも葬儀となれば積極的にお手伝いするという地域が少なくありません。特に沖縄都心部から離れた地域では葬儀場ではなく、自宅で葬儀を行うのが一般的という地域もあるため、沖縄の葬儀マナーを確認するにはその地域の年配者に尋ねるのが無難です。沖縄では本州と異なり、通夜が省かれたり身内だけで通夜を行ったりが一般的で会葬者は通夜よりも葬儀を重要視し参列します。身内でない方が通夜に参列する場合は葬儀の日時確認のため、ということが多いようです。また、葬儀の前に火葬をする前火葬を行い骨葬をするのが一般的で、遺骨にて葬儀を行ったあと当日の内に納骨式をする風習が多くみられます。本州では納骨式の目安を四十九日にしているケースが多いですが、沖縄では納骨をした翌日早朝から「ナーチャミー」と呼ばれるお墓参りをします。風葬の風習があった沖縄では故人の状態を確認するためのものでしたが、現代では故人が寂しい想いをしないようにという気持ちからお参りがされています。参列者は葬儀・初七日・四十九日法要と3回弔問することが一般的とされており、葬儀に参列できなかった場合は初七日に自宅へ伺うのがマナーです。初七日や四十九日を親族だけで執り行うとされている場合は、あの世の正月と呼ばれ墓参りをする日である「十六日祭」に弔問し墓参りをします。十六日祭は、亡くなって初めて十六日祭を迎える故人の供養行事(ミーサ)で、旧暦の1月16日に行われます。しかし、八重山地方の一部では十六日祭に墓参りをしたら魂をとられてしまうとされ、地域によって風習が異なりますので注意が必要です。十六日祭に墓参りを行わずに仏壇で供養するしきたりがある地域ではこの日を「アラバシ渡りの日」と呼び、故人が死後の世界と現世の橋を渡り成仏できるようにという想いを込めて供養しています。葬儀に参列できなかった場合は、故人へ感謝の気持ちを伝え遺族を慰めるためにもいずれかの日に弔問するようにしましょう。沖縄の香典の相場も本州と異なり、1,000円~3,000円とされています。本州の香典の相場が5,000~10,000円なので少ないと思いがちですが、沖縄ではお金を多く包むと不幸が重なるといわれているので沖縄の香典の相場として一般的な金額です。地域によっては香典返しがなく、一律1,000円と決まっているところもあり、自宅や葬儀場などの入り口に看板で案内されていることが多いので要確認です。, 供花は宗教や地域によって習わしが異なるため、遺族へ意向を伝え了解を得てから贈るようにし、贈る場合は注意する点やしきたりについての確認をすることが大切です。会場の事情により花輪ではなく生花のみとしていることもありますが、遺族が事前に葬儀の統一感を考えて葬儀社や生花店に依頼しているケースもあるので、遺族への確認をしたほうが良いでしょう。供花をする場合は葬儀の前日までに葬儀場へ届くように依頼しましょう。特に沖縄では供花をした場合、香典を持参しなくても良いとされている地域もあり、地域によってもしきたりに違いがあるため事前に確認するようにしましょう。, 沖縄では本州と異なり特定の宗派に属していないケースが多く檀家制度がないため、仏具の道具となる数珠を使用する習慣が少ないことが特徴です。しかし地域や家のしきたりによって本州の葬儀マナーと同様に数珠を使用するケースが増えてきており、持参しておけば安心でしょう。袱紗においても使用しないことが多いのですが以前に比べ使用する人が増えてきていますので、袱紗を使用しないと失礼ではないかと気になる方は用意することをお勧めします。, 仏式では故人を安置する際は北枕にしますが、沖縄では「イリマックヮ」と呼ばれる西枕にします。人は亡くなった後、太陽の沈む方向(西)へ向かって帰るといわれていることから西に頭を向けて安置します。しかし、八重山地方など地域によっては南枕で安置することもあります。, 御願(ウガン)は沖縄独自の鎮魂の儀式のことです。沖縄では先祖や自然を崇拝する儀式が多く行われていますが、主にヌジファ(抜き霊)、屋敷御願(ヤシキウガミ)、マブイグミが有名です。, 通夜の前、故人を弔い遺族の悲しみを癒すための儀式で家族、ユタやカミンチュが行います。最近では身内や葬儀社で対応する場合もあります。沖縄では亡くなったとき、魂が体から離れ亡くなった場所に留まるといわれているのでその魂を抜き、その場にとどまらないようにするためです。, 旧暦2月・8月・12月に行われ土地の神様に感謝を捧げ、家内安全と繁栄をお祈りします。家の四隅や入口、トイレなどを拝みますが、御願は地域によって方法が異なるため確認が必要です。, 沖縄では生きている人の魂のことを「マブイ」と言いますが、「マブイグミ」は大きなショックを受け心神喪失にある方の魂を元に戻す儀式で家族やユタが行います。沖縄の年配の方などはびっくりしたときに「マブヤーマブヤーウーティクーヨー」とおまじないを3回唱えますが、これはびっくりしたときに魂が抜けてしまうと言い伝えがあります。そのため、魂が抜けないおまじないを唱えるとされています。, 葬儀には宗派によって死生観の違いが表れ葬儀マナーも宗教により様々です。沖縄では先祖崇拝が主流となりますが、一般的に宗教によってこのような葬儀マナーがあります。, 故人の成仏と安寧をお祈りする仏式。各宗派で共通しているのは、僧侶が葬儀で読経をあげ焼香をすることです。葬儀の流れや焼香の作法など細かい部分については宗派によって違いがあります。, 亡くなった後は氏神になるという考えである神式。自宅、葬儀場で行われ、焼香の代わりに玉串を故人へ捧げ、地域により雅楽の献曲が行われます。, 死は永遠の命のスタートとなり天国で安息に過ごすこととされるキリスト教式。自宅や教会、葬儀場にて行われます。聖歌や賛美歌とともにお祈りや聖書の朗読が行われ、焼香の代わりに献花を行います。, 最近増えている葬儀の方法が無宗教式。信仰を持たず菩提寺がない人が増え、読経の代わりに黙祷が捧げられます。故人の希望や遺族の想いを反映し、生前好きだった歌の演奏や故人のビデオレターなどが流されるなど比較的自由な葬儀です。年配者から理解が得られないことがあるため、事前に確認が必要です。, 沖縄の焼香には一般的に「ヒラウコー」と呼ばれる、黒色の線香が6本分連なったものが使用されます。細長く1枚の板状となったヒラウコーは一平と言われ、そのまま使用したり折ったりと状況に合わせて使用されます。焼香の仕方としては、ご遺族からお焼香が始まりその後は葬儀場へ到着した人から順番に行います。ご遺族・僧侶・遺影に向かって一礼し、一歩前へ進みお焼香をし、お焼香が終わったら一歩下がり遺影・僧侶・遺族へ一礼をして戻ります。お焼香の作法として抹香を右手親指・人差・、中指でつまみ、おでこまで持ち上げ頭を下げ香炉へ静かに落とす「押しいただく」という方法が一般的です。宗派によって押しいただく回数が二回、三回と異なりますので確認して行うようにしましょう。参列者が多い場合、「一回焼香でお願いします」と案内される場合がありますので、その場合は案内にしたがってお焼香してください。, 沖縄では葬儀や御願行事の際、読経供養のほかに家長かユタによる御願供養が馴染み深く、拝みの言葉「グイス」を唱えます。葬儀だけでなく仏壇やヒヌカンなどへの御願の際にもグイスを唱え、仏教の読経や神道の祝詞のようなものです。, 沖縄では通夜は身内で御願が行われることが多く、参列者は少ないことが特徴で葬儀への参列の方が重要視されています。通夜、葬儀での服装マナーについてご説明します。, 「訃報を聞いて慌てて駆けつけてきました」という意味を込め、通夜では平服が参列マナーとなります。沖縄では通夜は身内だけで行われることが多いため、通夜へ参列する機会は少ないでしょう。通夜へ参列する際の服装マナーについてご説明します。, 葬儀では黒の喪服で参列しますが、男性では喪服として着用できるかりゆしウェアも着用されています。沖縄では通夜よりも葬儀に参列することが重要視されていますので失礼のない服装マナーで参列しましょう。, 地域によって異なりますが、女性が沖縄の葬儀に参列する場合お手伝いする機会もあるかもしれません。そのため、光沢のない黒のワンピースなどの喪服が基本となりますが、パンツスーツなど動きやすい服装の方が良い場合もあります。黒いスリッパや布巾、エプロンなど用意し「お手伝いすることはありませんか」と申し出れば好印象でしょう。, 葬儀では略式服(喪服)である漆黒のスーツ・黒のネクタイが基本となります。葬儀用のかりゆしウェアで参列する方が多く、成人男性では葬儀用のかりゆしウェアは一着用意することが一般的です。, 沖縄ならではの服装として葬儀用のかりゆしウェアを選ぶ方もいらっしゃいます。4月から11月までをかりゆしウェア着用推進期間とされその期間に行われる葬儀はかりゆしウェアが着用されることが多く、葬儀でかりゆしウェアを着用する場合は略式服と同じ黒いズボンを合わせます。葬儀用のかりゆしウェアでは喪服と同じ漆黒の生地が使われ、最近では女性用のかりゆしウェアも販売されていますが、あまり着用されていません。, 沖縄の新聞の訃報には亡くなった方の名前とともに屋号が記載されています。屋号は沖縄の方にとって大切な意味を持つもので、その内容をご説明します。, 沖縄では同じ苗字の人が多くその人の家を特定するため「ヤーンナー」と呼ばれる屋号が用いられ、荼毘広告にも名前とともに掲載されています。これは家の方向や位置や職業、本家・分家、癖、身体的特徴などに因んでつけられる家ごとのあだ名のようなものです。名前を名乗って分からない場合でも「〇〇(屋号)の長女です」と伝えればわかり、沖縄のコミュニケーションのひとつとなっています。, 一般的に戒名とは、仏教徒において亡くなった後故人が死後に成仏できるようにという想いを込めて、あの世での名前である戒名をつけます。あの世の名前という意味と、仏門に入り戒律を守るしるしという意味を持ちます。屋号は戒名とは異なるもので、生前での家についたあだ名のようなものです。戒名は、沖縄でも本州と同様に沖縄位牌(ウチナーイフェー)と呼ばれる位牌に戒名や享年をいれるのが一般的です。沖縄位牌は父系の血族男子が継承し形状や継承文化(トートーメー)に独自のしきたりをもっています。, 親族だけでお見送りする家族葬や多くの方に参列していただける一般葬、通夜・告別式を省いて火葬だけを行う直葬など、故人や遺族の様々な希望に沿ったプランに対応していただける沖縄の葬儀社をご紹介します。, 「willおきなわ」は一般葬・家族葬・海洋散骨など故人、遺族の希望に合わせた葬儀に対応しています。無料事前相談が充実しているので心のゆとりが生まれるとともに、事前に予算を把握できるので落ち着いてお見送りすることができます。, 「豊崎紫雲閣」は急なお葬式でも経験豊富な1級葬祭ディレクターが丁寧に対応し、安心してお任せできます。紫雲の間、弥生の間と用意されているので参列者の人数に合わせた葬儀を行うことができます。, 「いなんせ典礼」では、サービスの写真と価格表が明確で費用の不安がなく、豊富な選択肢から希望の葬儀を執り行うことができます。会員制度があり、入会すると葬儀費用の割引や家族特約などメリットが豊富です。, 「カデナ花輪」は1974年創業の老舗葬儀社として地域に貢献し、家族葬プラン、告別式プランと葬儀プランが豊富。沖縄フレンドショップ会員の会員であれば、費用を抑えて葬儀を行うことができます。, いかがだったでしょうか。ここまで、沖縄の葬儀について葬儀のマナーやしきたりについて詳しく紹介してきました。今回「終活ねっと」が解説した内容は以下の通りです。, 先祖崇拝が主流で特定の宗派に属していない人が多く、檀家制度や菩提寺という概念がない。沖縄独自の鎮魂の儀式、御願(ウガン)であるヌジファ(抜き霊)、屋敷御願(ヤシキウガミ)、マブイグミが行われている。, お供え料理では、豚の三枚肉を茹でたもの、水、ウチャトゥ(お茶)、お酒、味噌、塩、ご飯、すまし汁、「ダーグ」と呼ばれる白い団子をお供えする。, 沖縄では死は穢れたものとされ、妊婦やその夫、故人と同じ干支や同年の人、家や墓を建設中の人は参列しない方が良いとされている。, 沖縄では、通夜は身内だけで行うことがあり会葬者は葬儀に参列し、初七日、四十九日法要と3回弔問するのが一般的。, 葬儀の前に火葬をする前火葬を行い、骨葬をするのが一般的で遺骨にて葬儀を行ったあと当日の内に納骨式をする風習が多くみられる。納骨をした翌日早朝から「ナーチャミー」と呼ばれるお墓参りし、故人を偲ぶ。, 名前とともに荼毘広告に記載される屋号は、戒名と異なりその人の家を特定するためのあだ名のようなものとして浸透している。家の方向や位置、職業などに因んでつけられ、本人を特定するためとコミュニケーションツールとして用いられている。, 沖縄も本州と同様に沖縄位牌(ウチナーイフェー)に戒名や享年をいれますが、父系の血族男子が継承し形状や継承文化(トートーメー)に独自のしきたりをもっている。, 沖縄の葬儀社では家族葬、一般葬、通夜・告別式を行わない火葬のみなど、故人や遺族の様々な希望に沿ったプランに対応している。, 嬉しいことはみんなで共有し、困ったときはみんなで支え合うゆいまーる精神を大切にする沖縄では、葬儀のおいても人とのつながりを大切にしています。本州とは異なる独特な葬儀マナーがあり知らないこともたくさんあったかと思います。移住や知人の葬儀などにより参列する可能性もありますので、失礼のないように学んでおくとよいのではないでしょうか。, 葬儀を執り行う際に気になるのが費用について、手続きなどをはじめ何にどのくらいの費用がかかるのかをご存知でしょうか。全国の費用相場や、内訳、葬儀の費用を抑える方法など、よくある疑問を中心に葬儀の費用について、様々な情報をご紹介します。, 安らかに送り、送られる葬儀をするためには、事前の準備が大切です。